DIARY(抜粋版) 

■ 12/30 (日) 正岡子規はあの頃のボクらのヒーローだった。


 今回は妙なタイトルですね。
『正岡子規はあの頃のボクらのヒーローだった』なんて。
 正岡子規は、俳人で、ベースボールを『野球』と訳したことがよく知られています。ちなみに、こんな人です。

正岡子規



 調べたところによると──
 新しい文学概念で俳諧を見直し発句を独立させて、一句の季節詩の俳句とした。日本の詩という自負をもち自然を対象として、洋画の〈写生〉を応用し、視覚によって現実の事物と密着する表現を定着させた。
 まあ、なんのこっちゃようわかりませんが、偉い人だってことは間違いなさそうです。


 ところで。話は変わります。
 みなさん、学校の授業って真面目に受けてました? 私は自慢じゃありませんが、ビックリするほど勉強してませんでした。授業中は大抵マンガ読んでるか、小説読んでるか。
 読む本がない場合は、一人遊びをして過ごしていました。
 そのころ、特に良く行っていた一人遊びは、ラクガキです。
 はい。ようやく、今回の本題に入ることができました。
 今日は、あの頃やってたラクガキを復活させてみようと思うんです。


 ラクガキにもいろいろとレベルがあります。
 まず初級編。
 これは単純に、ちょこっと書き加えるだけ。
 例を挙げてみましょう。
 初級編の餌食になって頂くのは──

福沢諭吉さん



 実に渋いお顔であります。この顔に、ちょこっと手を加えてみる。





 額に『肉』。
 ラクガキの王道ですね。
 これを、さらに発展させて──



ラーメンマン。

 よくあるパターンであります。辮髪までキチンと書き込んでいる友人もおりました。


 次は、中級編に行ってみましょう。中級編はこの方に紹介して頂きます。



坂本龍馬さん


 実に凛々しくカッコイイ立ち姿です。
 これをさらにクールにするために──



グラサンを掛けてみる。

 これが何故中級編かというと、顔の一部を完全に消してしまっているからです。また、中級編にランクされるラクガキ方として、ペンを使って色彩豊かにするという方法もあります。




矢が刺さった坂本龍馬さん。


 たぶん、即死です
 色を使うと、いろいろな表現が可能になりますが、ペンケースに入っている色というのは、赤くらいしかないので、出血系のラクガキが多くなります。




芥川龍之介さんが……、






大血涙。



 これが出血系の例です。例を出すまでもないですかそうですか。
 では、上級編に行ってみましょう。上級編は、教科書そのものに変化を加えるというモノです。教科書を折り曲げたり、切ったり貼ったり。これはラクガキの範疇をちょっと越えてきます。
 例を見てみましょう。


夏目漱石さん。



 尊敬する文豪の一人です。さぁ、この肖像画の描かれている教科書のページを、蛇腹状に折り曲げてみましょう。





まるきり、エロオヤジ。


 千円札でよくやりますね。それを私は教科書のページでやってました。授業中、必死で教科書に折り目をつける生徒。はたから見たら、真面目っぽいですが、やってることはバカ丸出し


 では、これらを踏まえ、応用編を見てもらいましょう。


平賀源内さん。



 エレキテルなど数々の発明品を作り(エレキテルは正確には直したモノですが)、他にも『土用の丑の日にはウナギを食べよう』というコピーを考え出した、コピーライターの元祖でもある、才人であります。
 平賀源内にラクガキをするなら、やっぱりメカっぽくするのが一番でしょう。




源内ロボ、発進!



 主に、口元がロボ。

 これだけでは、メカっぽくないので、さらに手を加えていきます。




源内ロボ、



目から、ビーム発射


 教科書を切り抜き、糊付けをして、源内ロボにさらなる進化をさせてみましょう。


源内ロボ、

主砲、砲門開口!





ぱかっ。




波動砲、発射!




ちゅどーん!


 エレキテルパワーで、どんな敵も玉砕してくれそうです。突然現れた源内ロボに、江戸の街は大パニック間違いなしッ!

 迎え撃つのは、この人。


西郷隆盛さん。




 ロボットにはロボットで対抗していただきましょう!

 さぁ、西郷さん、薩摩隼人の底力みせてやってください!


西郷ロボ。




(ネコ型)


西郷ロボ「チェストォー!」



 チェストじゃないですよッ!

 ロボの選択、力一杯間違えてますッ!


 つか、ラクガキのしすぎで、原型とどめてませんね。


 と、まあ、こんな風にして、いろいろラクガキして遊んでいたワケです。
 で! なんで、そんな不謹慎な遊びをしていた、しうにとって正岡子規さんがヒーローなのか、おわかりですよね?


ラクガキするとき…





このスペースは魅力的ッ!


 正岡子規さん以上に、肖像にラクガキスペースを持っている人はいないのです!
 だから、正岡子規さんの肖像画は、まさしくラクガキ界の至宝!
 その広いスペースは、まさしく宇宙!
 いろいろな、ラクガキをすることができます。


とりあえず、無意味に箱を書いてみる。







隙間でマルバツをやってみる。







変な生物を飼ってみる。








ニュースを放映してみる。






世界地図の代わりにも。





 どうですか? この千変万化具合!
 その広いスペースを如何に埋めるかによって、その年、一年間の授業の内容が決定します! そして、正岡子規の肖像にどんなラクガキをしたかによって、生徒のレベルは決定されるのです! 学生時代のぼくらは、正岡子規さんによって育てられたと言っても過言ではありません!
 まさしく、ボクらのヒーロー・正岡子規と言えましょう!
 イェア! カッコイイ!

 え? 正岡子規さんの作った俳句が一つでもわかるかって?

 
決まってるだろッ?!


 ビタイチ、わかんねぇ。
 ↑鼻くそほじりながら。





 肖像画に、かなり失礼な改変を加えてしまいました。各偉人のみなさま、申し訳ないです。学生時代に誰もが(というと語弊がありますが)おこなった遊びであるということで、笑い飛ばしてくださいませ。



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